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2019.06.07 最新人材採用情報

内定辞退が起こる理由は?学生や転職者の心理とは?!

企業から内定をもらったものの、条件面で折り合いがつかない場合や、
複数社から内定をもらっており他の企業への入社を決めた場合などに内定を辞退することを、
「内定辞退」といいます。

時間をかけて書類選考をし、
面接を複数回行ってせっかく内定にたどり着いたものが辞退されてしまうのは、
企業にとっても学生にとっても残念な結果です。

なぜ、内定辞退が起こってしまうのでしょうか?

◆目次

1.内定辞退が起こる背景
2.内定辞退が起こるタイミング
  2‐1.面接前
  2‐2.面接後
  2‐3.内定後
3.内定辞退が起こる理由
  3-1.他社で選考を通過した・内定を取得した
  3‐2.社員がイキイキと働いていなかった
  3‐3.新人を受け入れる体制が整っているか?
4.内定辞退を防ぐためには
  4-1.連絡が遅い
  4‐2.大勢の中のひとり
  4‐3.他社批判
  4‐4.誤解表現
  4‐5.上から目線
5.まとめ

1.内定辞退が起こる背景

まず、採用辞退増加にはその背景に人材獲得競争の激化があります。
ご存知のとおり、世の中は少子化の影響で空前の超・売り手市場となりました。
新卒採用における、大卒の求人倍率は2019年において1.88倍となっており、
2012年の1.23倍と比較すると、7年間で0.65ポイント上昇しています。

さらには、300人未満の中小企業においては、2019年は9.91倍
これは学生が300人未満のみの中小企業を受験すると、
一人当たり平均10社程度内定が出るという割合です。

このことから、
内定辞退増加の要因は単純に内定者数が増えたからだということがわかります。
さらに内定辞退率は60%台に達し、
内定を出しても入社承諾をしてくれるのはわずか40%、
これは大企業の数字も含まれていますので、
中小企業においてはかなり厳しい現実があるといっても過言ではありません。

ちまたでは人手不足が騒がれ、
人が採用できないため事業拡大を進められない企業も続出しています。

2.内定辞退が起こるタイミング

内定辞退が生じるタイミングには、
大きく分けると「面接前」「面接後」「内定後」の三つがあります。

人事のミカタ(エンジャパン)が2017年に実施した、
転職活動において採用辞退の経験がある人を対象とした調べでは
「どのタイミングで辞退したのか」との質問に対して、「面接前の辞退」で63%。
次に「面接後の辞退」で34%、僅差ですが「内定後の辞退」が32%もありました。
(有効回答数1,655名)

それでは、各タイミングの辞退理由を紹介していきます。

2-1.面接前

******************************************

・応募後に再考し、希望と異なると判断した
・希望に反するスカウトメールだった
・ネット上でよくない評判や噂を見た
・他社での選考が通過した・内定が決まった
・面接日程の都合がつかなかった  など

******************************************

また、新卒採用の場合は「会社説明会に参加したが、思っていた仕事内容と違った」
「説明会などに参加して社風がよくないと感じた」など、
会社説明会に参加して得た情報や体感を元にした理由も多いようです。

2-2.面接後

******************************************

面接で詳しく知った仕事内容が希望と合わなかった
・面接で詳しく知った勤務地・給与などの条件が希望と合わなかった
・面接で説明内容と求人情報に齟齬があった
・他社での選考が通過した・内定が決まった
・社内の雰囲気がよくないと感じた

******************************************

面接時に詳しく知った仕事内容・条件面などについて、
自身の認識や希望と相違があったという理由が多いようです。

2-3.内定後

******************************************

・勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった
・社風が自分に合わないと判断した
・他社での選考が通過した・内定が決まった
・求人情報や面接時の条件と齟齬があった
・最終面接の面接官の行動や態度が悪かった
・家庭の事情で仕方なく

******************************************

最後に、内定後から入社までの間の辞退です。
(入社直前の3月に内定辞退が来たというケースもあります。)
最終的に条件面が折り合わなかったという理由が多いものの、
やはり社風も重視されている事が分かります。

の他にも、「他に行きたい企業があった」「第一志望の会社に内定した」などもあります。
内定をいつまでに出すか、という期限を設けている企業もあるようです。

3.内定辞退が起こる理由

社長や採用担当としては、欲しい人材が選考過程を進む中で
この人材にはこの役割を担ってもらい、
将来こんな風にキャリアアップしてもらおうというイメージを
膨らませているかと思います。 

内定辞退の返事がきた時には、「もう配属まで決めていたのに…」
という声もあるでしょう。

しかしながら、内定辞退が起こるということは、他社と比較された上で
何かしらの落ち度や足らないものがあるから起こるものです。

ここでは、学生が内定辞退に至る主な要因を紹介します。

3-1.他社で選考を通過した・内定を取得した

冒頭で、現在は中小企業だと一人当たり平均10社程度内定がでるとお伝えしましたが
他にも新卒は一人当たり平均で30.6社(中途採用は平均で21.97社)へ
応募を行っているという調査データがあります。

同時並行して応募している他社の選考に先に通過してしまったり
内定を獲得したりすると、その時点で就職・転職活動を終えてしまう求職者も多いようです。

3-2.社員がイキイキと働いていなかった

意外に思われるかもしれませんが、
新卒の学生が会社を選ぶうえで一番大切にしていることは、
そこで働いている社員と社風(雰囲気)なのです。

給与などの条件よりも誰と一緒に働くかを学生は重要視します。
というのも、新卒の初任給は企業によって、大きな違いがあるわけではありません。
ですから、初任給よりも、社会にでて1日の大半の時間を共に過ごす
社員や会社の雰囲気に目を向ける傾向にあります。

社員は会社の鏡です。学生は社員を通して、イキイキ働ける職場であるかどうかを判断しようとしています。

3-3.新人を受け入れる体制が整っているか?

最近の学生は、「教育制度」に価値を重んじる傾向があります。

それは学生が、大手企業であっても会社は潰れる可能性があることや、
AIが発達する中で将来なくなる職業や会社があるということも
認識しているため、仮に会社が潰れたとしても、
自分が生きていけるだけの知識や能力をどれくらい若いうちに体得でき、
市場価値の高い人間になれるかを考えているように思います。

せっかく採用しても育てることができず、辞められてしまっては元も子もありません。

入社後に成長できる環境が整っているという安心感を学生に与えられる会社が、
これからの時代において選ばれる会社の要件となっています。

4.内定辞退を防ぐためには

新卒で入社をして3年以内に30%の人材が離職します。
この理由として企業側の採用活動になんらかの問題があると言っても
過言ではありません。

なぜなら、入社の意思決定をする時点では、
8割の学生が明確に自信をもって企業を決定できていないのが実情だからです。

「仕方ない…」「残念だ」と嘆く前に!
この章では、学生の入社意欲を下げる「やってはいけないこと」について
紹介していきます。

4-1.連絡が遅い

これは選考を受けた後の合否連絡や、面接の時間の調整の連絡が遅れることです。
採用シーズンはとても繁忙期のため、採用スタッフが業務過多で学生への連絡が
タイムリーに行われないことがよくあります。

つまり、一本のメール、電話が命取りとなることがあります。

合同説明会や会社説明会を運営することも大切ですが、
採用したい学生と密に連絡を取り合い、いつまでに連絡をするのか明確にし、
安心して次のプロセスに進んでいただくことが大切です。

4‐2.電話・メール対応が大勢の中のひとり

電話やメールが決められた例文通りのフォーマットであると、
学生は自分だけに送られてきたという感覚がもてなくなってしまします。

人は十把一絡げにされることを好みません。

採用スタッフは連絡をする前に、どういった背景を持ったどんな学生かということを
きちんと頭に置いて連絡をすることが求められます。

なぜあなたが採用をしたのかという理由も明確に持っていなければなりません。
相手に直接伝えるのもいい手かもしれませんね。

4‐3.他社批判

学生が何社かを受けている場合、他社を批判しては絶対にいけません。
学生が選考を受けているということは、少なからずその会社がいいと思って受けています。
好きと思っている相手を批判されるといい気分はしません。

批判するよりも、相手のどこがいいと思っているのかを尋ねてみることです。
思わぬところを好きになっている可能性があります。

4‐4.誤解表現

これは実際にあった例ですが、社長を囲む懇親会で、
「健康を維持するためにスクワットが大切。スクワットをするときは、
尻の穴に力を入れてやるんだ」
と社長は何も悪気がなく雑談の中で話しました。

しかし、その場にいた女性学生は、下品な表現をするセクハラじみた社長と感じてしまい、
内定辞退が起きてしまったというケースがあります。

学生が誤解をするような表現や、トラブルになりうる発言は
極力避けたほうが良いでしょう。

4‐5.上から目線

学生があまり好まない先輩社員は上から目線の強い人です。

例えば、「君たち」「あなたがた」「お前ら」「あいつ」「俺」
といった表現をする人です。
マナー違反とまでは言いませんが、
親近感が持ちづらく、距離が置かれるため、居心地はあまりよくなりません。

意外と些細なことで学生は入社意欲を下げてしまうので、採用スタッフはもちろん、
面接官、社長の学生への伝え方、関わり方を工夫することを忘れないようにしましょう。

5.まとめ

内定辞退が起こるということは、他社と比較されたうえで何かしらの
落ち度や足らないものがあるから起こるものです。

つまり、不足部分を改善や対策をしない限り、
また同じような状況が生まれてしまいます。

内定辞退率が毎年改善されない会社は、採用活動も何とかしなければなりませんが、
会社自体をよりよくしていくことにも取り組む必要があります。
もちろん今回ご紹介した内容が内定辞退に繋がるすべてではありません。


もしも内定辞退で悩まれている方がいれば、
ぜひ一度、Legaseedにご相談してみてください。

 


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