設計士として採用されるにはどうしたらいい?

設計士の仕事はどのような仕事をするのか


設計士と一口にいっても様々な仕事があり、この仕事を大きく分けると建築や土木、設備といった建築系統、電気や電子、機械などの電気機械系統があります。建築系の設計の場合、住宅やオフィスビル、公共施設や公園など様々な建築物に関わるもので、どういった業種、企業に属して働くかによってかかわる仕事が違ってきます。
経験とスキルをしっかり身につける事で個人の設計事務所を開業することもできますし、企業に属して働くこともできます。用途や目的、またその規模に合わせ、クライアントの予算の中でどのような構造と設備の建物を建てるか相談し、また必要な構造の調査なども行い、材料や設備など漏れがないようにしていくことが必要とされます。
電子や電気、機械など場合、大きなものでは自動車、小さい物では精密機器などの商品があり、自分が関わる機器について詳細な知識を持っていなければなりません。既存に販売されている機器を新しくするときなど、新たに開発された技術などを用いて、新しい機器を作る事もあります。予算がありますので、その予算内でおさまるように、また納期を守り質の高い商品を作る事も目標に、仕様に基づき仕事することが求められます。
こうした仕事については、通常、資格を保有していることが求められますが、企業などによっては採用の際、ある程度知識を持っていれば企業に就職してから資格取得をする事でもよしとする場合もあります。ただ、資格を持っていれば採用についてかなり有利になると考えられます。学生のうちからこうした仕事に従事できるように知識、技術を学習しておくとよいでしょう。特に近頃は就職してから経験を積ませるよりも、経験や資格を持っている人の方が即戦力として実績を積むことができるという理由から、転職組を雇用する企業も多くなっています。

設計士の採用で重視される資格にはどんなものがある?


建築系の仕事をする場合に持っていると有利になる資格としては、建築士1級、2級、木造建築士などがあります。こうした資格は年1度行われる試験に合格することが必要で、合格すると管轄行政庁より免許を受けることができます。これは国家資格で、1級、2級建築士、木造建築士、さらに構造と設備の建築士という5種類があります。
それぞれの資格によって管理できる建築物に違いがあり、また受験資格についてもそれぞれです。建築系の専門的教育を学校等で受けてきた場合、実務経験期間の短縮などがありますので、将来こうした仕事に就きたいと考えている人はやはり専門的知識を学ぶことのできる学校に行く方がいいでしょう。
建築工事の施工管理計画などを作成し、現場で様々な管理を行う建築施工管理技士の資格も、保有しておくと採用に有利になる可能性が高いです。1級と2級の建築施工管理技士があります。電気系の場合、発電設備や送配電設備などの電気工事の施工計画を立てることができ、管理を行うことができる電気の専門家として、電気工事施工管理技士、これも1級と2級があり電気、機械系の業種に関して採用にプラスとなります。
このほか、技術士、CAD利用技術者試験などの資格を保有しておくと採用に有利といわれています。技術士は日本技術士会が行っている試験で、技術士法の指定試験です。この試験に合格し文部科学省に登録することで資格取得となります。CAD利用技術者試験はCADの知識と技術について一定水準をもっている方が取得できる資格です。設計には欠かせないCAD技術を持っていることへの証明となり、この資格も持っていると有利になるでしょう。

資格取得でレベルアップしながら上を目指す


設計の仕事ができる資格を保有していても、仕事をしっかりこなせるようになるまでには時間がかかります。その他の仕事も一人前になるまでにはそれなりの時間がかかるものですが、建物を建築したり電気や設備など、人々の生活、そして仕事を円滑に進めていくための建築物や設備に係る仕事になるので、責任のある仕事です。
設計が一つおかしかった、また構造計算がおかしかったとなれば、最悪地震などが起きた時、通常得られるはずだった強度が得られていないということになり大きな問題になります。人々の生活と暮らしを支える仕事なので、十分に仕事をこなせるようになるまでには時間もかかりますし、たくさんの経験が必要となります。
資格を取得してからも次のレベルの資格を取得するためには、実績と経験が必要となり、こうしたスキルをドンドン向上させていくことで、個人事務所を開くということも夢ではありません。企業に属してまず経験を積み、必要なスキルを得て、それからさらに資格取得などに励みつつ、上を目指していくことが質の高い企業へ採用される近道となります。
どのような分野で仕事をしていくかによって採用に優遇されるであろう資格の取得も違ってきますが、建築、土木、設備の場合、建築士からコンサルタントへ、電気、電子、機械という場合には、機械、システム設計から指導者レベルにスキルアップしていく道があります。いずれにしても責任があり重要な仕事となりますが、こうした仕事はこれからも必要不可欠な仕事であり、資格を保有していることで転職なども有利になりますので、レベルアップしながら資格取得を考えていきましょう。