質の高い内定者を確保するためには内定者研修が必須




内定者研修は新卒者・企業双方にとってメリットがある




企業にとって最も大切なものはその企業で働いている人材です。人材がなければ企業としての業務は成り立ちません。したがって、企業としては良い新卒者をどうやって手に入れるか、ということがとても重要になってくるのですが、中には新卒者をうまく採用することができない、内定者のレベルが下がってきている気がする、内定した学生からの辞退が多いと人材取得に悩んでいる企業も多いものです。


レベルの高い内定者を確保するためには、実は内定者研修が役に立ちます。企業によっては準備をする時間がない、手間がかかる、予算的に厳しいなど様々な事情で、行っていない場合もあります。しかし研修を行うことには大きな意味があり、どうしても行えないという場合を除いては開催するべきです。


研修の内容として一般的なものは、実際の業務につく前にビジネスマナーや業務に関する知識やスキルを教えるなどです。その他、面談や懇親会、職場見学、アルバイト採用、合宿などがあります。時期的には9月から10月が多く、その次に2月や3月の入社直前に行う場合が多いです。仕事についてのスキルや知識を教えるだけが目的であれば、それは入社してからでも行えます。しかし、内定者向けの研修というのは、実はそれだけが目的ではありません。ここで良い人材をしっかりと確保できるかどうかというのが決まる、とても大切なものでもあります。内定者研修は新卒の方、企業、その双方にとってプラスになるものです。



内定に対する不安を解消し社員としての自覚を与える




研修は一般的に同期・社員との親睦を図る、仕事で必要なスキルや知識を習得する、企業の情報を与えるなどの目的で行われるものです。定年まで働くかもしれない会社ですから、内定者にとっても入るまでどのような会社なのか、社内の雰囲気はどのような感じなのかということがわからないと、入社までの日々が不安に感じられてしまうものです。


研修の中で内定者との面談を行うことによって、「自社はこのような理念をもったこのような企業である」ということを伝えることができ、企業への不安を取り除くことができます。また、入社した後の具体的な仕事内容を伝えることによって、新卒の方は入社後の自分の活躍をイメージすることができるようになり、仕事へのやる気にもつながります。


そして新卒者にとって安心できる材料となるのが、同期の存在です。研修やその後の懇親会を開催することによって、自分と同じ立場である同期との親睦を深め、連帯感を高めることができます。懇親会は同期だけではなく先輩との交流も深められるので、内定者にとっては企業の雰囲気もわかり安心です。


アルバイト経験などはあったとしても、新卒者にとって社員として仕事をするというのは初めてのことです。会社の雰囲気、仕事の内容、自分のスキルの欠如など、いろいろなことに不安になるのは当然のことだと言えます。内定者研修を行うことによって様々な不安を解消し、入社後のイメージを確立させ、この企業の社員として働くという自覚を持たせることができるようなります。



企業側のメリットは「内定者の囲い込みができる」こと




ここからは企業にとってのメリットを紹介します。内定者研修は新卒の方のためだけのものではなく、開催する企業側にとってもメリットが大きいものです。まず最大のメリットとしては、入社前に仕事の基礎を教えることができるというものがあります。採用した企業にとっては新卒の社員がいきなり会社に入ってきても、仕事に必要なスキルや知識、ビジネスマナーが何もなければ困るものです。入社前に教えられることを教えておく機会を設けられれば、少しでも早く即戦力として使うことができます。また、どの人材がどういうスキルを持っているのか、どの様な仕事に向いているのかということを測ることができる機会でもあります。


適材適所ということですが、研修を行わず社員の配置を行い、入社後にその配置が間違いだったということになれば、企業側としても時間の無駄になってしまいますし、内定者側としても仕事に対する自信ややる気をなくしてしまいます。そのようなことにならないためにも、研修中にしっかりとそれぞれの個性やスキルを検証しておくことは大切です。


そしてそれ以上に大切なのが、内定者を囲い込むということです。企業からの連絡が全くないと、新卒者はその内定に対して不安な気持ちになってしまいます。特に、レベルの高い新卒者ほど複数社から内定を貰っていることが多いので、企業からの連絡がなければ辞退される可能性は十分にあります。複数社から内定を貰っていない新卒者であっても不安が大きくなると、本当にこの会社で良かったのか、という疑念が湧いてきてしまい、内定が決まっているにも関わらず就職活動をする可能性もあるでしょう。研修を行えば内定者との交流を取ることもできますし、研修で課題を課すことによって就職活動をする時間を与えないという意味もあります。