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代表メッセージ

父が、自らの死を通して
私に伝えてくれたこと

「自分の人生は、いったい何のためにあるんだろう。」
あるころから、私は何度も自分自身にそう問いかけるようになりました。

きっかけは父の死。
父は私が小学校5年生の頃、癌が見つかり、長く闘病生活を送っていました。

残り半年しかないと宣告された父の命の灯火は、父の努力と母の献身的な介護により、
それから5年間もともり続けてくれました。
それでも現実というのは残酷なもので、最後の日はやってきます。

「いよいよ危ない」と電話が入り、高校2年生の私は夜明けの町を自転車で、
無我夢中で病院へと向かいました。

あとにも先にも、あんな速さを体感したことはありません。
空を飛ぶような感覚で病院に駆けつけると、かろうじて父の息はあったものの、
数分後には心電図の波が動かなくなり、ピーッという無情な音が病室に響きました。

母が泣き崩れるなか、私自身は放心状態で
とにかく朝の光を入れようとカーテンを少しだけ開けました。

この日見た景色が、いつまでも頭にこびりついて離れないのです。

窓の外にあったのは、「日常」でした。目の前の道にはたくさんの車が走り、
スーツを着た大人たちが早足で歩き去り、
何やら大声で話しながら楽しそうな子どもたちが学校へ向かっていました。
私は病室の中で絶望の淵に立たされているのに、
ガラス一枚隔てた先は、いつもの朝と同じで、少しも変わるところがない…。

「ああ、親父は死んだけれど、社会は何もなかったように動くし、
地球も何も変わらずに回っているんだな」 そう悟った瞬間でした。

では、自分はどうなんだろう?
きっと今この場で死んだところで、間違いなく社会は動くし、
地球は何事もなかったかのように回り続けるに違いない。

「じゃあ、自分は何のためにこの地球に存在しているんだろう?」―

このあまりにも本質的で難解な問いは、父が私に最後に残してくれた
メッセージだったのだと受けとめました。
それから私は、自分の生きる意味や目的を模索し、
「自分にしかできないなにか」を実現したいと思うようになりました。

新卒人材にそんなことできないという
常識を打ち壊したかった

新卒で入社したのは、人材教育コンサルティングの会社でした。
ところがこの会社、それまでは中途採用しかやったことがなく、私が大卒の一期生。
さらに働きながら大学院にも通う、という思い切った採用でした。

社内のメンバーが私を見る目はとても厳しく、
「新卒の奴にウチの仕事なんてできるわけがない」という本音がヒリヒリと伝わってきました。

「ここでやると決めたんだから、とことんやろう」と覚悟を決め、
自分が貢献できそうなものを見つけるやいなや手を上げ、自ら仕事を作り出していきました。
既存の社員ができないことをやり、同時に営業にも力を入れ、
自分の価値を認めてもらおうと必死に働きました。

自分で言うのもおこがましいかもしれませんが、私のガムシャラな働きぶりに、
少しずつ社内にも「新卒でも結構使えるじゃないか」という
空気が生まれてきたことを確信していました。
そこで私は、大きな勝負に出ました。

「社長、ウチも毎年の新卒採用をやりましょう」
そう提案したのです。

社長からは「こんな小さくて中身も整っていない会社じゃ、
大手をしのぐようないい人材が採れるわけない」と消極的な反応。

私はすかさず「じゃ、中身が整って、大きくなるには何十年待てばいいんですか?」と
反論しました。

新入社員が社長にぶつける言葉としては少々生意気すぎたかもしれませんが、
優秀な人材が入るからこそ良い会社、影響力のある会社になれるのだと、懸命に訴えかけました。

与えられた予算は300万円。
世間知らずだった私ははじめこそ「こんなに予算がついた!」と浮かれたものですが、
実際には求人メディアへの年間広告料だけで消えてしまう金額だとすぐに分かりました。
お金ではなく頭を使わないと結果が出せない!と気づき、とにかくありとあらゆる方法を模索しました。

就活ナビゲーションサイトで、自社が検索上位に表示される方法を研究したり、
会社説明会で「説明」するのをやめてみたり、暗闇で宝探しをしたり・・・

新卒採用の常識とされる概念にとらわれない採用は、
就活生の間で話題を呼び、口コミが広がったことで、
1年目には1000人、2年目には1万人、4年目には2万人と
応募が殺到するようになりました。

私は部門のリーダーを任されるようになり、
自分が採用に関わった新卒採用の人材とともにビジネスを推進していくことになったのですが、
そこで強く感じたのは彼らの持つポテンシャルとスキルの高さです。

中途採用でこれだけの優秀な人材を獲得しようと思ったら、破格の条件を出さなければまず採れない。
そんな金の卵が新卒市場にはゴロゴロいます。
まだ他社が気づいていない新卒のタイミングで採らなければ、
残念ながら無名の中小企業にはもうチャンスはありません。
そんな人材を獲得できるのが新卒採用の強みだと気づきました。
また、新卒社員が増えたことで社内の雰囲気もガラリと変わりました。

「会社を成長させるため、新卒採用をするべきだ!」という主張を通した私ですが、
そんな私がだれよりも新卒採用をきっかけに企業そのものが成長・進化することを実感し、
「こんなに変わるのか」と驚いていたかもしれません。

自分たちにしかできない
自分たちだけの価値を創造する、
そんな組織をつくろうと心に誓った

新卒採用を軸にした組織変革という発想と手法を作っていく中で、高校時代、
父親の臨終の病室で突きつけられた
「なんで自分はこの地球上に存在しているんだ?」
という疑問に対する答えが、少しずつ見つかってきているような手ごたえを感じていました。

ところが次は、
「自分が死んだら、この技術はどうなる?」
という新たな疑問と不安が湧いてきました。

せっかく必死の思いで作ってきたものも、
一度失われてしまえばもう二度と世の中に現れることはないのではないか、
という焦りもありました。
ここからは、自分がもつノウハウやアイデアを多くの人に
伝承・継承していくフェーズなのかもしれない…。

新卒で入社して10年。次の未来を考え独立を決意し、株式会社Legaseedを創業しました。

Legaseed(レガシード)の社名は
Seed 想いの種が集まり
Exceed 世の中の常識を超越し
Legacy 地球に価値を創造し続ける
という3つの言葉からできています。

価値を創造できれば、新卒採用にこだわる理由はありませんでした。
正直に言うと、全く新しい領域で挑戦してみたいという気持ちもありました。
しかし、新卒採用を通して企業が変わり、そこで働く人々がよりしあわせになれる。
そんな事業への想いはとうてい捨てられるものではありませんでした。

Legaseedは2022年に創業10年を迎えました。
創業当時にご支援した新卒採用で入った人材が、今では会社の中核を担う人材へと成長し、
次期経営者として期待されている…そんな話があちらこちらから聞こえてくるようになりました。
たった一人の存在で、会社が大きく変化するドラマのようなシーンもたくさん目にしてきました。

人も、会社も、
こんなにも変化する―

「何のために生きているんだろう…」と父の臨終の病室で、
ただただむなしさに襲われていた少年には全く予想ができなかった未来を、私は今、生きています。

Legaseedのこれから
人とテクノロジーの総力を結集させ、
永続発展する企業づくりに貢献する

ありがたいことに今では、Legaseedの噂や口コミを耳にした全国の経営者の方々から
ご依頼をいただくようになりました。

Legaseed流の採用コンサルティングは、我々だけが必死になっても意味はありません。
経営者はもちろん、その会社のスタッフ全員が一体となって採用に取り組んではじめて
大きな成果を得ることができるものです。

この10年間、私たちが業種業界問わず様々な企業様において採用支援を成功させることができたのは、
私たちを信頼し、持てる全ての力を持って一緒に汗を流してくださった方々の存在があってこそです。

ここには「コンサルティング会社」と「クライアント」という枠組みを超えた、
同志のような絆が芽生えていると自負しています。

そうした経営者の方々とお付き合いをしていく中で、
「もっともっと、Legaseedができることがあるんじゃないだろうか?」
と考えるようになりました。

圧倒的売り手市場、人材不足と言われる中で、人材採用のニーズは今後ますます高まっていきます。
きっと採用のあり方も、常識もここからまたガラリと変わっていきます。私たち自身も常に
変化・進化していかなければなりません。

企業経営には「事業活動」と「組織運営」の両輪が必要です。
これまでのLegaseedは組織運営にのみ軸を置いていました。
しかしここからはこの2つを同時に改善していくお手伝いもできるようになりたい、 という構想もあります。

より必要とされる製品やサービスを生み出しながら、永続的に発展する組織作りにも
力を入れていきます。
メタバースの発展など、テクノロジーの力を駆使して、これまでできなかったことを実現する
アイデアもどんどん湧いてきます。

なんだかバラバラのように見えますが、その根底には
「はたらくを、しあわせに。」
というLegaseedのミッションがあります。

私たちの使命は、はたらくことにやりがいを感じる人を増やし、組織のパフォーマンスや、
会社の収益の向上に貢献すること。

人も会社も、「こうなりたい!」と思うことを実現できる世界を作っていく。
その想いは創業時から変わりません。

私たちと一緒に、そんな世界を創造しませんか?

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