新しい時代の企業経営は「社員主導型組織にシフト」が鍵
活躍する人材を増やし、企業価値を高めるパフォーマンスコンサルティングを行う株式会社Legaseed(代表取締役:近藤悦康、本社:東京都港区)は「100日間全国行脚」を実施し、全国178社の企業を訪問。本行脚において、今後ますます重要となるのは「社員主導型組織」ということが明確となりました。行脚を踏まえてリニューアルをかけた10周年特設サイトを1月15日に公開し、サイト内では行脚中の様子やアフターコロナ時代を生き抜く中小企業の在り方などを伝えています。
「100日間全国行脚」は、当社が創業10周年を迎えることを記念して実施したもので、代表の近藤が10年間の歩みをペイントしたオリジナルキャンピングカーで日本全国のお客様企業のもとへ伺いました。訪問先では代表自ら日ごろの感謝を直接伝えるとともに、企業活動で求められるやりがいの創出、多様な働き方、サステナビリティ、DX化推進などをテーマに、各地の経営者とディスカッションを行って次の打ち手を提案しました。
全国行脚で見えた社員主導型組織の重要性
本行脚は企業の課題解決に加えて、新型コロナウイルス感染拡大という未曽有の事態を乗り越え、発展を遂げている注目の企業へ訪問し、新たな経営のヒントを発見することが目的でした。
今回さまざまな企業と対面し、明らかになったのは社員主導型組織の重要性です。コロナ禍以降、世の中は大きな変化を遂げ、これまでのスタンダードが通用しなくなりました。採用活動はもちろん、経営の舵取りも同じやり方では成果を上げられないことが多くなっている中、新たな成功パターンを自ら見出していくことが求められています。そして、そのためにはトップダウン型組織ではなく、よりよい会社にしていくために社員一人ひとりがオーナシップを発揮し、短期間で小回りの利いたPDCAを回していくことが重要です。
コロナ禍以降、オンライン面会も当たり前になりましたが、周年を機に創業期に立ち返り、あえて自分たちの足で動き、直接話を伺う中でわかった社員主導型組織の重要性については、今後SNSやセミナーなどで発信していくほか、新たなサービス構築も検討中です。
訪問レポート1:「未来の人材が育つ仕組みをつくりたい」トップダウンではなく現場から上がった声
8月10日に訪問した東京・世田谷に本社がある犬のしつけ教室やドッグホテルなどを運営する有限会社ディーエルピーは、一昨年より24年度新卒採用を当社が支援する中で、幹部の育成や組織づくりにも興味を持っていただき研修も導入いただいていました。
ディーエルピーが新卒採用支援を開始した初年度は、代表者とともに店長クラスが採用活動に携わりました。活動当初は受け身で新たな業務が追加されることに後ろ向きでしたが、説明会・選考の運営で自社の魅力を伝えることや同社の未来に共感する学生と関わることにやりがいを感じ、徐々に主体性が醸成されていきました。その結果、2年目となる昨年には店長クラスの社員から「自分たちで採用活動をすべて行います!」という声があがるほど取り組み姿勢に変化がありました。
変化が起こったのは採用活動への姿勢だけではありません。採用活動を通じて生まれた「自分たちが新卒を育てる」という意識に加え、幹部向け研修も受講したことで、採用の枠を超え、組織や会社づくりへの意識も高まりました。行脚で伺った際には、「支店同士の連携やスタッフ同士のつながりをどう作るか」「新卒採用で経営者の想いを浸透させ、会社全体の意識変革を行いたい」といった相談をいただきました。代表者だけに任せるのではなく、自分たちで目的や意義を協議しながら組織をつくっていきたいという現場のリーダーたちの要望から、新人育成と新人を育てる幹部育成の両面から仕組みを構築する育成制度設計プログラム「GROW」を導入いただくことになりました。
訪問レポート2:さらなる成長の課題となる「次世代リーダーの育成」
9月4日に訪問した大阪・高槻市に本社があるビルメンテナンスや福祉用具レンタルの販売を行う株式会社タカジョウグループでは、当社の周年を祝う特製ケーキと10本のバラとともに、多くの社員の方たちに盛大に出迎えていただきました。タカジョウグループは、2016年に当社の採用コンサルティングサービスを導入いただき、採用手法や仕組みを整えました。当社のサポートが終了した後、事業が拡大し会社規模が大きくなる中で、採用の仕組みは引き継がれていくものの、本当に大切にしたい同社のエッセンスが伝承されないことから、「自社の大切なものを継承する採用活動をやり直したい」という想いで、本年より再度サービスを利用いただき、自分たちが目指す会社づくりを見つめ直しました。
今回の訪問では、より一層社員主導型の組織づくりをしていくために次世代リーダーの育成に力を入れる方針が定まりました。今後、リーダーマネジメント研修で新人を指導する具体的な手法を体感いただき、育成する意識や覚悟を高めていく予定です。コアメンバーが想いを持ち、その想いを若手に継承し、共に成果を出すスキルを磨くことで、組織一丸となって採用活動に取り組み、さらなる会社の発展を目指します。
社長不在でも社員主導型組織で次の成長へ
当社は2013年の設立以来、主に中小企業の新卒採用を主軸に経営や組織のコンサルティングを行ってきました。独自の人材育成プログラムは全国650社以上の企業に導入いただき、研修の受講生は延べ100,000人を超えています。そして10周年を皮切りに、10年先も発展し続ける組織づくりを目指して、現在の新卒採用専門のコンサルティングファームから、活躍する人材を増やし、企業価値を高めるパフォーマンスコンサルティングファームへと事業領域を拡大しています。
これまでも自社を実験台としながら人と組織の成長に必要な実践的なさまざまな取り組みを構築してきました。最近では「社長がいなくなったとしても、永続発展し続ける組織をつくる」というスローガンのもと、社長ありきのトップダウン経営から脱却した社員主導型組織への切り替えを強化し、「100日間全国行脚」でも、本社に社長が100日間不在の状況でも売上目標を達成する結果となっています。当社ではこの事例も公開しながら、社員主導型組織への転換に向けた取り組みの重要性を訴えてまいります。
10周年特設サイト
https://www.legaseed.co.jp/10th/
<参考>
10周年事業のコンセプトは「Megaseed」です。当社のこれまでの活動に賛同いただいたお客様一人ひとりに多大なる感謝を伝え、今後の組織経営づくりにより花を咲かせたいという想いや、10周年を皮切りにさらなる大きな種を蒔きよりよい社会を創造する決意を表しています。
<「100日間全国行脚」について>
株式会社Legaseedが2023年11月11日に設立10周年を迎えるにあたり、周年事業の一環として企画。当社代表の近藤がオリジナルキャンピングカーで、全国の取引先企業へ100日間かけて訪問。日頃の感謝を伝えるとともに、現在企業活動で求められるやりがいの創出、多様な働き方、サステナビリティ、DX化推進などのテーマでディスカッションを行って、次の一歩の解決策を提案しました。