ダンフーズ株式会社
螺澤 誠二郎様
1974年設立。全国に5つの工場を構え、
加工食品用野菜素材で日本の食文化を支える。
- 業種 製造・卸売業・⼩売業
- 所在地 その他地方
- 従業員数 51~100名
- 導入サービス
3年連続採用人数0名。事業継承と同時に組織体制へメスを入れることに
- 新たに外食産業向けの食品加工やECを整えるために多様な人材を採用したい。
- 3代目経営者として世代交代を機にボトムアップの組織に変革したい。
- 不明瞭な組織のビジョンを明確にし、長期的視点で経営者としての準備も整えたい。 選んだ理由
300名エントリー、5名の優秀人材採用に成功!早々に活躍中
- 食品業界の魅力である「縁の下の力持ち」が存分に伝わり、多数のエントリーを得た。
- 50〜60代のベテラン層と経営の未来について対話をするようになった。
- 新入社員の受け入れ体制を構築しようと、社員が主体的に動くようになった。
ご支援ヒストリー
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01
「御社には絶対新卒採用です!」
確信のプレゼン後、熱い握手を交わすどの会社もなし得ないことをやってのける技術力と精神力を持ち合わせているダンフーズ様。そのビジョンをお聞きした際、新卒採用の導入が組織活性化にもっとも効果的であると確信してご提案。最終的に「白井さんのような人を採用してほしい」とご契約に至りました。
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02
食品加工会社から「味の演出家」へ。
裏方の業務に魅了され300名以上がエントリー学生には馴染みのない商材であることにお悩みでしたが、「味の演出家」というキャッチコピーで社会を縁の下で支える「なくてはならない仕事」という点を訴求。食卓を彩る存在として広く活躍できる!というメッセージが学生に響き、多くのエントリーをいただきました。
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03
進むほどに学生を魅了する選考
学生に確信を持たせて競合に競り勝つ選考終盤では自分と会社の未来について同時に描く2daysワークを実施。「この会社なら自己実現ができる。自分はこの会社に必要だ。貢献したい」と会社への愛着が強まっていき、同業他社を検討していた学生にもダンフーズ様への入社を決意していただけました。
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新卒採用を始める前、どのような課題を抱えられていましたか?
3代目経営者として世代交代するタイミングに、「会社として何を成し遂げたいか」をあらためて考え、現状よりももっとステップアップしたいと考えました。具体的には「野菜の総合加工メーカーになりたい」という大きなビジョンを掲げ、そのためには製造が得意な人材だけではなく、多様な仕事に柔軟に取り組める人材が必要という結論に。さらに言うと、若手もベテランも関係なく、誰もがチャレンジできる風土を作らねばという漠然とした想いがありました。
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当時はどのような採用・組織づくりを行っていたのですか?
いわゆる「来るもの拒まず」の採用です。それまでは基本的に高卒の工場勤務の社員を採用していたので、自社の採用方針についてあまり問題意識はありませんでした。
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どういった経緯でLegaseedを知っていただけたのでしょうか?
実は事業継承の話が出る前からLegaseedさんの存在は知っていました。5年ほど前に採用のセミナーを受けた際に、たまたま近藤社長が登壇されていて、新卒採用にはそれほど大きな力があるんだと感動した記憶も鮮明です。しかし、Legaseedさんの採用方法は非常にダイナミック。正直なところ人的リソースもコスト面においても、弊社はまだ支援を受けられる状況にないな…と考え、問い合わせは見送っていました。
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躊躇されていた御社が、なぜ今回Legaseedにご依頼くださったのでしょうか?
2021年に、コンサルタントの白井さんと出会ったことが大きかったです。実は弊社に提案に来てくれた時、彼は入社1年目でもなく「Legaseedの内定者」にすぎませんでした。しかし、それを感じさせない寄り添い方で我々の状況をつぶさにヒアリングしてくれ、「御社はこのような新卒採用ができると思う」「新入社員がいればこれほど明るい未来が待っている」と熱心に語ったうえで、「目標人数に満たなければ、私が御社に入社する覚悟です!」とまで言ってくれました。その言葉に、ここまで弊社のことを考えてくれる白井さんにぜひお任せしたいと心が動かされました。
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ご契約後は具体的にどのようなことから始められましたか?
「なぜ人材採用をするのか」という目的の再確認から、求める人物像の定義、選考の流れやプログラム設計までを話し合いました。とくに求める人物像については、事業計画からブレイクダウンし、「営業」「製造」「品質管理」「本社勤務」というそれぞれの職種において、業務内容と活躍できる人材の特徴を洗い出し、求める素質を特定。理想から逆算してやるべきことを明確化していくプロセスに、安心感と納得感を得られました。
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求める人材に対し、具体的にどのようなメッセージを打ち出したのでしょうか?
キャッチコピーを「味の演出家」とし、あえて弊社の業務は表舞台ではないことを訴求しました。「社会を縁の下で支える『なくてはならない仕事』であり、食卓を彩る存在として広く活躍できる!」というメッセージが学生に響き、最終的に300名のエントリーを獲得しました。以前は年間で6名のエントリーだったため、自社の魅力が効果的に伝わっていると感じます。
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6名から300名への変化はすごいですね!最終的に何名採用されましたか?
5名です。3年連続で採用人数0名だったので、快挙だと思います。内定者はかなり積極的で、代表である私に「会社理解のためにインタビューをさせてほしい」と直々にアポを取って訪ねてきてくれました。ベテランには経験値があり、若い人にはフットワークの軽さがある。持ち前の行動力で業務のIT化や情報発信など、自分たちの得意分野を駆使しながらどんどん仕事の領域を開拓していってほしいと期待しています。
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採用活動を通して社内に変化は起きましたか?
会社に関わる社員の姿勢が変化したと思います。採用活動を通し、既存社員たちが「まずは迎え入れる自分たちがレベルアップしなくては」と主体性を持って会社づくりに関わるようになりました。「自分たちの会社の良さって何だろう?」「働く意義とは?」といった問いかけを学生と座談会で話していくうち、既存社員たちにも、あらためて自分たちの仕事や会社への自信や誇りが生まれたようですね。
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Legaseedに依頼してよかったと、とくに感じていただけた部分は何でしょうか?
コンサルタントの白井さんをはじめとして、Legaseedの社員の皆さんから刺激を受けられることです。採用のノウハウを教えていただくだけでなく、日々のやり取りから「働くことに対してこんなにも前向きにイキイキできるんだ」とハッとさせられることが多々あります。採用は未来への投資であり、会社を創造していくプロセス。そのような大事なプロジェクトにLegaseedさんが関わってくださること自体に価値を感じます。実は最近、他社さんから採用についての相談を受けるようになりました。Legaseedさんを教えてあげたいけれど、正直もったいなくて教えたくないです(笑)。白井さんは僕の右腕ですね。
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今後の目標は?
愛知県を中心に北海道、東京、鹿児島などに拠点を拡大させていきます。現状、仕事が属人的で部署内の後継者不足もあるため、部署を横断したプロジェクトチームを形成したいですね。そのためにも引き続き新卒採用を進めていく予定です。
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Legaseedのコンサルティングは、どのような企業にオススメですか?
成功する採用の「近道」を目指している企業にオススメです。Legaseedさんの採用は、数多くの選考プロセスで会社に合う人材を絞り込んでいくため、フローは一見長い。しかし、ミスマッチのない採用をするためには、実は最短距離なんだと思います。ですので、自社の10年後から棚卸しし、目的とゴールを明確化してくださるLegaseedさんには、これからも弊社に伴走していただきたいです。
組織づくりが先か良い人材の採用が先か?
答えは、両方同時で進行することです
ダンフーズ様は過去、「まだ組織として新卒採用を行う余力がない」と率直な想いを口にされていました。このようなお悩みはよくいただくのですが、私たちの結論は「よい人材を採らないと、いつまでも理想の組織はつくられない」です。
新卒採用は経験者採用と違い、内定から入社まで約半年〜1年ほどの期間があります。その期間に受け入れ体制を構築しつつ、同時並行で採用の施策も行うことは可能です。経営者・社員の方々の協力も募りながら、希望人材が採用できるよう弊社は全力でお力添えしてまいります。