
株式会社YNハウジング
山本 剛様
2006年設立。ユニットバス施工、
システムキッチン施工など水廻りに特化した高品質な工事を提供。
- 業種 建設・不動産業・リフォーム
- 所在地 関東圏
- 従業員数 31~50名
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導入サービス
集まる学生は年間5名。不人気業界ゆえ新卒採用は諦めていた
- 10年ほど前から、社長と人事担当の2名のみで新卒採用を行っていた。
- しかし、不人気業界のため集まる学生は5名ほど。来るもの拒まずの状態だった。
- 毎年2、3名採用するもののマッチ度が低く多くの新入社員が辞めていった。
過去の採用人数が2、3名から11名へと大幅増加したうえ多彩な人材を獲得
- 年間採用人数2~3名から11名へと大幅アップ。
- 営業兼施工管理職から事務職まで幅広い人材の獲得に成功。
- 11名の迎え入れ体制をスピーディーに構築しようと、既存社員も進んで協力。
ご支援ヒストリー
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01
創業ストーリーを動画に、会社の原点を共有。
社員に自社への愛着や自信が芽生えるYNハウジング様の一番の課題は、“トップダウン経営”による社員の当事者意識の低さでした。Legaseedは、社長が創業時の話を社員にお伝えしたことがないという事実に着目し、創業のエピソードを動画にまとめました。創業の歴史や想いに触れ、社員に「自分たちはこうあるべきだ」という意識の引上げに繋がりました。
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02
社員とともに会社のコアを作成!
社内の一体感に磨きをかける「若いリーダーシップをもつ人が男女問わず挑戦し、未来の企業をつくってほしい」という社長のお考えを聞き、社員を巻き込み経営理念やビジョンを再策定しました。社員からは「関わるすべての方の生活環境向上に貢献する」「関わるすべての方の幸福度を高める」といった理想が挙がり、最終的に「世界中に『快適に暮らす』を廻らせる」という理念に。組織の一体感に、より磨きがかかりました。
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03
学生と社員が「No.2エピソード」を語り合う
会社の本質的理解へつなげる選考プログラム採用活動では、元請け企業を陰で支える現場社員の志や会社のカラーを凝縮した「No.2の君へ。」というコンセプトをもとに、学生と社員がお互いに「No.2エピソード」をプレゼンしあうプラグラムを導入しました。これにより、学生が「YNハウジング様の社風」を理解し、YNハウジング様には「会社の立ち位置に対する学生の共感度」を読み取れるようになり、価値観の合う人材を採用できました。
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新卒採用を始める前、どのような課題を抱えられていましたか?
新卒採用は10年前から実施し、来るもの拒まずで毎年2〜3名採用していました。しかし、定着に苦戦し新入社員が5名に1名しか残らない状態に…。建設業は5K(きつい、汚い、危険、臭い、暗い)職場と呼ばれるくらい厳しい環境です。「中小企業には優秀人材は集まらないだろう」と諦めていました。
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なぜLegaseedに決めたのですか?
近藤社長の著書を読み、「優秀な人材を集められるかどうかは、会社の規模や歴史に関わらず、どれほど採用に真剣に向き合っているかだ」とあり、他に納得できる点も多かったためです。私は納得すればすぐにスタートしたいタイプで、他社と比較検討する時間も惜しい。Legaseedさんはスピード感を大切にする社風だと感じたこともあり、さっそく連絡を取りました。
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結果はどのようなものでしたか?
2021年7月から新卒採用支援を依頼し、初年度の23卒では10名目標のところ11名(営業兼施工管理職、事務職)を採用できました。目標を達成しただけでなく、学生、弊社共に要望にマッチした採用だったと思います。
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現社員数の約1/3に当たる新入社員を迎え入れると決意されたのはなぜですか?
社内の士気を高めるためです。38名の会社に11名の新入社員を迎え入れることは、状況を激変させます。あえて厳しい環境を既存社員に与えることでやる気を引き出し、「主体的な組織」が構築できると考えたので、現社員数の1/3を迎え入れました。
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10名目標から最終的に11名採用を達成されました。採用成功の要因は何だと思われますか?
弊社が大切にしている価値観や仕事の魅力を反映させたキャッチコピー「No.2の君へ。」をLegaseedさんと一緒に制作できたことが大きかったと思います。採用した学生の約8割が「コピーに惹かれた」と答えるほどで、母集団形成の成功に貢献しました。
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「No.2の君へ。」は印象的なメッセージですね。どのような意味を込めたのですか?
私たちの仕事は元請けさんを陰で支える事業です。弊社の社員も自分たちをNo.2、No.3の立場であると認識する者が多かったので、そのような会社の色を反映させました。世の中には、No.1企業を支え、輝かせるNo.2という立場の企業が存在します。「No.2がいてこそのNo.1」ーーそんな弊社の立ち位置に学生も魅力を感じてくれたようです。
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他に採用活動で印象的なことはございましたか?
採用基盤をスピーディーに整えられたのは、Legaseedさんだからこそです。採用コンサルティング以外にも、採用担当者の研修や社長のプレゼントレーニングを導入し、社内の採用力が高まりました。また、経営理念策定プログラム「CORE」では、社員全員の価値観を把握した上で理念を再策定でき、会社として向かうべき方向性が定められました。今では全社員が同じ方向を向きつつ主体性をもって輝く、私の理想とする組織に近づいています。採用成功のための戦略・採用基盤と選ばれる会社になるための組織基盤を同時に構築できるのは、Legaseedさんならではですね。
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採用方法を変えた結果、課題であったミスマッチは減少しましたか?
はい。以前は人事1名と社長の私で採用活動をしており、選考も面接のみだったため、会社の真の姿を届けられずミスマッチを感じ辞めてしまう社員も多くいました。しかし、理念策定プログラムや研修を通じて社員の組織づくりに対する意識が向上。希望者の挙手制で運営している採用にもなんと38名中10名が手を挙げてくれました。おかげで最終面接までに5〜6名の社員が学生に関わるフローを構築でき、自分だけでなく、多くの社員が一緒に働きたいと思う学生を採用できました。
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御社にとって、ずばりLegaseedとはどのような存在でしょうか?
顧問のような存在です。いつも社員に「どんなことでもLegaseedさんに相談していいよ」と伝えています(笑)。Legaseedさんという第三者を通して、私の想いがより客観的な言葉で社員に伝わるようになりました。担当の奈良さんは、どんな案件にも真摯に取り組み、結果を出してくださります。これからも信頼を寄せるビジネスパートナーとして、長くお付き合いしていきたいと思います。
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今後の目標は?
来年は、大卒社員15名、高卒社員(職人)10名の採用が目標です。Legaseedさんにはお得意の大卒採用に加え、高卒で職人の世界に入りたいという学生を発掘し、社員職人として迎え入れるサポートを期待しています。そして、5年後には社員数を100名に増やしたい。大卒採用を多数成功に導いているLegaseedさんであれば、高卒採用でも成功できるはずと、一緒に挑戦できる可能性を探っています。
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Legaseedのコンサルティングは、どのような企業にオススメですか?
社会に必要とされている有望なマーケットにありつつも、仕事の醍醐味や魅力がうまく伝わっていないために優秀な人材が集まらない…とお悩みの企業にオススメです。私たちの位置する建設業界は「衣食住」というライフラインに関わる、どんな時代にも必要とされる業界。人材施策を成功させるためにも、Legaseedさんのコンサルティングを受けてみてほしいですね。
自分がいなくなったら、組織は回るだろうか?
経営者様には“存続する会社づくり”の視点が必要です。
トップダウン型組織のメリットは、意思決定から実行までが早く、瞬発的に結果を出せることです。とくに創業期は、このようなスタイルでなければ事業は推進されません。しかし、先頭を走る役割が1名の組織体制には永続性を保ちにくい。タイミングを見計らい、トップランナーを増やしていく施策が必要となってきます。
トップダウン型組織から脱却する方法とはなにか。その答えは「採用と教育」です。経営者の想いに共感し、自社の価値基準を持った人材を引き上げていくことが重要となります。今後も存続していく会社を作っていきたい経営者の方は弊社にご相談いただければ幸いです。