
株式会社オールスマート
吉峰 和寿様
2009年設立。ITシステムの提案、導入、開発、ITエンジニアによる 技術支援を行う。
- 業種 システム開発
- 所在地 関東圏
- 従業員数 1~30名
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導入サービス
「よし、やろう。やってみないと分からないし、まずは挑戦してみよう!」

当社が長期インターンを導入するに至った背景には、中途採用と新卒採用、それぞれの課題がありました。
これまで中途採用を中心に即戦力となるエンジニアを確保してきましたが、エンジニア業界は売り手市場であり、企業側も選考に時間をかける余裕がありません。そのため、「論理的思考があり、人柄が良ければ即採用」という流れになりがちでした。その結果、企業との相性を十分に見極められないまま採用が進み、短期間で退職してしまうケースが増えていました。
しかし、未経験で採用した中途社員の中にも活躍する人がいることに気付きました。そこで、「未経験者を育成する仕組みを整えれば、長期的に活躍できる人材を確保できるのでは?」と考えるようになりました。一方で新卒採用にも課題がありました。エンジニアとして一人前になるまでに約3年かかるという不安や、短期間の選考プロセスではミスマッチを防げないという懸念です。
実際に2021年卒として5名の新卒を採用しましたが、現在も在籍しているのは2名のみ。短期間の採用フローでは学生の適性や価値観を十分に見極めることができず、「学生にも会社を知る時間を持ってほしいし、もっと時間をかけて学生を見極めたい」と考えるようになりました。
そんな時に、Legaseedから長期インターンの提案があり、2024年卒から長期インターンを導入し、時間をかけて学生と向き合いながら、双方にとって納得感のある採用を実現する仕組みをつくろうと決心しました。
もっと深掘り!なぜ長期インターンで成果が出ているのか?
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01
即戦力化につながる
実践重視のプログラム内容長期インターンでは、2か月半~3か月の期間で、実際の開発プロジェクトに取り組んでもらっています。インターン生は「Infra」を中心に募集を行い、参加した12名のうち11名が「Infra」から応募をし、参加してくれました。プログラムの中心は、「社内であったら便利なもの」を開発すること。今回のテーマは「 勤務勤怠表システム」 で、出退勤を管理し、申請ができるアプリを4人×3チームに分かれて開発してもらいました。学生たちは、設計→実装→レビューという開発プロセスを実務と同じ流れで経験。特に、実際の開発現場で使われる技術ツールを活用し、実務レベルの環境で開発を行うことが大きな特徴です。また、プログラム終盤では、成果発表会や交流会も実施。技術的な経験だけではなく、企業文化や働き方を理解する機会を設けています。
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02
学校では学べない、
リアルな体験を提供当社の長期インターンで最も大切にしているのは、「開発の仕事の面白さを、学生だけで一連の流れとして経験してもらうこと」 です。インターンでは、学生の成長を第一に考えていますが、「社内であったら便利なもの」を開発してもらっているため、学生にとっても企業にとっても価値があるインターンとなっています。また、開発を通じて当社の仕組みを改善するだけでなく、学生がチームでシステムを作り上げる楽しさや、アイデアを形にするやりがいを感じてもらうことが、このインターンの最大の狙いです。
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どんな学生が採用できていて、どう活躍しているのか?
長期インターンを経て入社した学生は、1年目からクライアントワークを任され、実際のプロジェクトでいちエンジニアとして活躍しています。未経験入社の社員と比べても、実務への適応スピードが圧倒的に速く、まだ完全に一人前ではないものの、すでに1人のエンジニアとして信頼され、業務を任されています。
また、長期インターンを経験したことで、企業の価値観や仕事の進め方を理解し、入社後も自然と会社に馴染んでいます。
さらに、クライアントの評価にも変化が出ています。通常、新人がプロジェクトに入る際は、「工数が取られ生産性が落ちるのでは?」と懸念されがちですが、当社の新人は「御社の新人なら安心して任せられる」と評価されるほど。
長期インターンによって、スキルだけではなく企業文化に適応した即戦力の学生を採用できるようになったことは、大きな成果の一つです。